B級映画

『最後の海底巨獣』の感想!

最後の海底巨獣さて今回は予告通り『最後の海底巨獣』の感想について。
観たこと無い(或いはすっかり忘れてしまった)人のために、とりあえず粗筋を交えて感想を述べて行こう。

・・・舞台は小さな南の島。港建設の為の爆破作業中、海底から氷り付けの2頭の恐竜(おとなしい草食ブロントザウルスと凶暴な肉食ティラノサウルス)&なぜか原始人一人が発見される・・・原始人はどう考えても時代が違い過ぎると思うんだけどねぇ。
この時、ティラノサウルスが眼を開けたまま硬直して陸上に引き上げられるシーンがなんとも可愛らしい・・・モデルアニメ人形そのまんまw。机の片隅に飾っておきたくなる。

そして、その晩――雷が落ちて、なんと氷り付けの2頭の恐竜(とついでに原始人も・・・)が蘇生!
島の何処かに逃げてしまった!

さぁ!大変だ!

翌朝、島民は大慌て!既にティラノサウルスに食われた犠牲者も出た!ジャングルの奥からは不気味な唸り声も聞えて来る・・・やむ得ず全島民が石造りの要塞(18世紀頃に作られた遺跡らしい)に非難する事に・・・。ところが恐竜好きの少年フリオの姿が見えない・・・。
主人公の好青年バートヒロイン・ベティ(と相棒約1名)と共にフリオを捜しに凶暴狂気のティラノサウルスが闊歩するジャングルへ!
さらに原始人を捕まえて見世物にして大儲けしようとする悪党3人組もジャングルへ!
・・・ところでこの悪党、最後の最後まで原始人捕獲にこだわるのだが・・・普通に考えて原始人よりも恐竜の方が見世物としてはずっと金になるんじゃないか?・・・よほどの原始人マニアなのか?

一方、蘇った原始人は、ワケもわからずジャングルをさまよっていた。
すると、眼の前に一軒のステキなアメリカンハウスが・・・そこはヒロイン・ベティの家なのだが、覗き込む原始人の姿を見て、ベティママは驚き、即座に逃亡!
空き家になったベティハウスに侵入した原始人は島で唯一の無線機をぶっ壊したり、ベットで飛び跳ねたり、鏡を割ったり、果てはベティの服着て女装コスプレしたりと、やりたい放題!

ちょうどその頃、行方不明だった恐竜好きの少年フリオ(実はブロントサウルスを見物に行ってたのだ!マニアはどこの国でも勝手な振る舞いで団代行動を乱すw)もベティハウスへ。
フリオとベティがどういう関係なのかわからないが、勝手に家に上がり込み台所で勝手に茶を沸し勝手に冷蔵庫をあさって飯を食い始めた!他人にしては余りにずうずうし過ぎる行動!何者なんだ?フリオ!(人種の違いから弟や親戚ではない事は確か!)

やがて飯の匂いを嗅ぎつけた(さっきまで寝室で女装プレイに興じていた)原始人が台所へやって来て、フリオと鉢合わせ!
驚き仰天する原始人!ところが・・・
「やぁ!原始人。キミも一緒にパイを食べるかい?」
こんな状況で原始人と接近遭遇しても、眉一つ動かさず冷静に言ってのけたフリオ・・・恐るべし!

この肝の据わりっぷりに恐れ入ったのか、原始人はフリオに心を許す。
そして原始人の粋な計らいで(怪獣王子のタケルみたいに)ブロントザウルスに乗せてもらったフリオは大喜び!(原始人とブロントサウルスの関係も不明・・・ペット或いは家畜なのか?)

すると原始人ティラノザウルスに襲われそうになっているベティを発見!
危やのところでベティを救出!
ところがベティの色香に惑わされた原始人はベティを抱えて廃坑へ逃走!
意識を取り戻したベティは「原始人にレイプされる!」と女の勘で察し、なんとか話題を逸らそうと時間稼ぎをする。

その頃、ブロントサウルスの背中で眠りこけていた(←もの凄く不自然)フリオの前に、ティラノサウルスが出現!
ブロントサウルスから振り落とされて、運良く難を逃れたフリオだったが、ブロントサウルスの方は大した活躍もせずあっさりティラノの餌食に・・・。

フリオ原始人捕獲に燃える悪党達はティラノから逃れて、原始人とベティがイチャイチャしてる廃坑へ逃げ込む。

廃坑の入り口に陣取ったティラノが首を突っ込んで、中にいる連中を襲おうとする。
悪党はフリオを囮にして、自分達だけは助かろうと画策する。
その時!外では、死んだかに見えたブロントサウルスが息も絶え絶えに起き上がった!
フリオを救うために、ティラノに最後の闘いを挑むのか!
・・・と一瞬期待させたものの、ブロントサウルスは錯乱してあらぬ方向へ遁走!挙句、流砂(そんな設定今まであったっけ?)に落ちて自滅・・・何しに蘇ったんだよ!?

すると、ここで今まで大した活躍して来なかった主人公の好青年バート(とその相棒)がようやく駆け付けた!
手製の火炎瓶を数本投げつけて、ティラノを撃退!

ティラノはジャングルに一時撤退したものの、廃坑は既に崩壊寸前!
崩れ落ちて、全員生き埋めの絶体絶命の危機!?というところで、原始人が崩れ落ちる梁を仁王立ちで受け止めた!
その隙にベティとフリオは脱出できたが、哀れ原始人と悪党は崩れ落ちる瓦礫の下敷きに・・・原始人、やっぱり最後はイイヤツだった・涙。

場面変わって、全島民が避難ろう城してる石造りの要塞
バート(とその相棒)、ベティ、フリオも合流し、ティラノ襲撃に備えての臨戦態勢
ピリピリした空気かと思いきや、見張りのオッサンが居眠りしてたり・・・とどこかのどかな描写はいかにもこの時代の映画・・・w。

そしてティラノ登場!主人公のバート操る重機と『エイリアン2』ばりの格闘をやらかして、暴君竜ティラノも最後はあえなく崖から海への転落死・・・「END」・・・と思いきやそれが「?」に変わる・・・この時代のSFサスペンスモノのお決まりのラストショットに失笑。
最後の海底巨獣裏
・・・と、まぁこんな感じ。
肝心の恐竜はアップの場面はパペット(手を突っ込んでパクパクやるアレね。特にティラノの造型はかなりヒドいw)。全身が映る場面ではモデルアニメーション。ジャングルもまるで箱庭な感じで『恐竜探検隊ボーンフリー』を思わせる出来だが、俺は嫌いじゃないな~^^。
それと、ガキの頃観た時に「いらないな~」って思ってた原始人。今回改めて観ても「いらないな~」って思った。
少年フリオと原始人の時を越えた友情は微笑ましいが、そのせいでブロントサウルスの存在が全くの希薄になってしまった・・・。そもそもブロントサウルスは登場しなくても良いんじゃないか・・・って思えるくらい。
せっかく少年フリオを恐竜マニアと設定したんだから、原始人は登場させずに、ブロントサウルスとの友情をメインに持ってくるべきだったんじゃないかな?
実は製作者の方もそうしたかったけれど、予算と当時の技術じゃ無理・・・なんで原始人出して誤魔化しとけ!ってコトだったのかもしれない。
やっぱり単に人がメイクしてるだけの原始人より、大きさも形も人と異なる明らかに異形のモノと少年との友情・・・ってのが怪獣映画のオモシロさの一つだと常々俺は思ってるんだよね。
だからこそ、俺の最も好きな怪獣は『昭和ガメラ』なワケなんだけど・・・まぁ、長くなっちゃうから、この辺りの怪獣論については、またいづれ機会があったら・・・では!
ブロントサウルス*これがおとなしい草食恐竜ブロントサウルス。現在じゃアパトサウルスという名前になってるらしい・・・。でも昭和世代にはブロントサウルスの名前の方がしっくりくるなぁ。(写真のフュギアはコナミの食玩「キングコング」に入ってたモノ)
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出演:ウォード・ラムゼイ
販売元:オルスタックピクチャーズ
(2008-12-26)
販売元:Amazon.co.jp


残り最後の1枚って・・・ホントなの?

以前アマゾンコムで輸入版レッドバロンを買ってから(宣弘社の特撮をガンガン奨めて来るのは困りモンだがw)度々アマゾンコムのページを観るようになった。
で、そのアマゾンコムのページに「この商品を買った人は他にもこんな商品買ってます・・・」とか出てくるのあるじゃない?アレって面白いよね。
なるほどねえ・・・この人はこんな趣味なんだ・・・とかなんとなくわかるじゃないの。
まぁそんなこんなで、B級SF映画ばっかり買ってる人の項を見てたら、知らないうちに随分とマイナーな作品までDVD化されてるんだなぁ・・・って驚き感心した。
その中で、アレっ思って手が止まった作品がある!
それが『最後の海底巨獣』¥1500。
最後の海底巨獣ある世代の男子なら、多分ほとんど全員が観たことあるんじゃないかしら?と思える米製作の恐竜映画。
なぜなら、この映画、ガキの頃、夏休みとか冬休みとかに、テレビ東京(当時は東京12チャンネル)のお昼の映画枠で繰り返し繰り返し放映されて、ホントに何度も観た記憶があるからだ。(関東だけかと思ったら、関西でも同じ様な時間枠で繰り返し放映されていた・・・と関西在住の大阪花之子氏の弁)
うっわ~懐かしいなぁ・・・観たいな~・・・と思ったのだけれど、当方極度の極貧状態・・・¥1500もちょっとキツいぞ・・・と躊躇していたら、在庫あと1枚の表記に手が止まった!
ええぇ~ッ!あと1枚しか無いの?
『最後の海底巨獣』の最後の1枚~?
うう~ん!ううん~!

散々迷った末に 最後の1枚という表記に負けて買ってしまった・・・
でもさぁ・・アレってホントに最後の1枚なのかなぁ?
今度見たら、また最後の1枚とか書いてあるんじゃないの?1枚売ったらまた1枚仕入れるみたいな?
まぁそれはともかく、購入を迷いに迷った『最後の海底巨獣』・・・一昨日無事届きました。
早速視聴してみたその感想については、また次回
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キワモノ映画コレクターから借りたよ壱品…

以前書いたけど、先日のコミティアで御世話になった関西在住の友人、大阪花之子氏。
彼はSMエロ漫画ばっかり描いてる猫好き同人誌作家なのだが、同時にキワモノ映画のコレクターでもあるのだな。
その彼からコミティア当日に一本のDVDを貸して頂いた。
貸して頂いたと言っても、正直俺は借りたくはなかったのだけれど、わざわざ土産に・・・と好意から持って来て頂いたDVDを、興味無いから関西に持って帰れ!とむげに突返すワケにもいかず、渋々借りてきたというのが本当のところ。
双頭の殺人鬼DVDのタイトルは『双頭の殺人鬼』・・・
俺は昭和の怪獣映画やSF映画は大好きなのだけれど、ホラーとかスプラッタとかバケラッタ・・・とかはダメ・・・全く食指が動かない。DVDパッケージ見ただけでドン引きした・・・。
しかし借り物である以上、いつかは返さなくてはならない。そう考えるとどうにも落ち着かない。
買った本は半永久的に積読だが、図書館から借りてきた本はとっとと読んで返却しなくては落ち着かない性質なのだ。
なので、全く気乗りしないが、とりあえず観ておく事にした。
製作は1959年。日本が舞台のアメリカ映画。モノクロ作品。ほぼ日本でロケしたので、当時の東京の街並み等の風景は興味深いかな~。
ストーリーは、中村哲演じる鈴木博士がラリーという米ジャーナリストに怪しげな薬を注射する事により、ラリーが獣化して、夜な夜な連続殺人を起こす・・・というほぼ『ジキルとハイド』の丸パクリな作品。
唯一特徴があるといえば、獣化したラリーの頭の横にもう一つの頭が生えてくる・・・というくだりかなぁ。
双頭の殺人鬼アップ







この頭も作り物丸出しのドイヒーな出来で、隣にあるラリーの頭と一人漫才でもするのかと思えば、何もしやしねえ!なんじゃコレ・・・って感じ。
で、この連続殺人鬼事件を追っているのが、警視庁の敏腕・アイダ警部!
・・・って、どう見てもこの人、アメリカ人じゃんか!しかも「ハイハイ。ソウカ、ワカッタ」「他ノ者、見ニ行ッテコイ!」「残念デシタネ」等々、喋る日本語が全て片言だし・・・。
まぁなんだかんだあって、ラスト・・・舞台は火山の火口近くにある鈴木博士の研究所。
弟と妻とラリーを実験台にしてついに完成した人類の進化を促す秘薬を前に急に自責の念に駆られた鈴木博士(ど~でもいいのだが、この鈴木博士、当初ニューヨークに帰ると言っていたラリーを温泉に誘い、足止めして、女を宛がって骨抜きにする等、まるで時代劇の越後屋的な事ばっかやってて、科学者らしい研究は一切してなかったように思うんだが・・・いつの間にか秘薬は完成してたのね・・・)が切腹ハラキリをしようと決意した時、頭の横にドイヒーな作り物の頭を付けたラリーが現れた!
ラリーに襲われた鈴木博士、息も絶え絶えに完成した秘薬をラリーに注射!
ラリーは浮気相手の博士の助手の女を抱えて火口に逃亡!
追う喋る日本語片言のアイダ警部と警官隊・・・とラリーの女房(この辺りの画は往年の東宝特撮を思わせるイイ画だ)!
とうとう火口(セットが酷過ぎてただの岩場にしか見えないけど)に辿り着いたラリー・・・すると彼の身体に異変が・・・!!(先刻注射された秘薬の効果が現れてきたのか!)
苦しむラリーの身体がパカッと分かれて、二人になっちゃった・・・ああ、だから頭が二つあったのね・・・そ~なんだ!
分かれたゴリラみたいな風貌の片方が、なぜか抱えてきた浮気相手の女を火口に投げ捨てて、浮気の証拠隠滅!
ソレを見たラリーもゴリラみたいな風貌の片方にタックルして、ゴリラを火口に突き落として、これまた連続殺人の証拠隠滅!
駆けつけた警官隊がラリーを救出して、御咎め無し!メデタシメデタシ・・・END
・・・って、問題だろ?そのラスト!怪奇大作戦の「狂気人間」くらい問題だよッ!
『双頭の殺人鬼』、まぁ・・・噂に違わぬキワモノ映画だった事は確かでしたよ。
とりあえず義務は果たしたので、肩の荷は降りました・・・w
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