懐かし映画

「妖怪大戦争」久々に観たけど相変わらずダイモンは怖かったぞい・・・の巻

創刊号特別価格¥999の大怪獣ガメラ以来、とんと御無沙汰だったディアGの隔週大映特撮DVDコレクション
第9巻まで何らかの形でソフトを持っている作品ばっかりだったので殆ど気にも留めておらんかったのだが
先週実家に帰省しておる時に地元の書店にて第10巻の妖怪大戦争を発見

しかし、持って帰るのが邪魔だったので、東京に戻ってから買えばいいか・・・と、その時は買わずに帰って来てしまったわけなのだが
その後、魔都・池袋の巨大書店を数軒捜し回ったにもかかわらず、発見出来ず

第10巻の妖怪大戦争が物凄い人気で売れ切れてしまったのか?
はたまた隔週大映特撮DVDコレクションの売れ行きが余りにも悪いので、書店側が9巻までで仕入れるのを打ち切ってしまったのか?

とにかくどういうわけだか第10巻だけが店頭に無いのだ

無いとなると余計に欲しい

かくなる上はプレ値覚悟でネットで・・・と検索したら
アマゾンで定価で売ってた

やっぱり店頭に無い理由は後者だったか・・・

そんなこんなで手元に届いた隔週大映特撮DVDコレクション10 妖怪大戦争
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昭和40年代の大映は、ガメラを筆頭に大魔神や妖怪とシリーズ物の特撮を続々量産しておったのだが
この妖怪大戦争は昭和43年製作の妖怪百物語の続くシリーズ第2弾なんである

大映の妖怪シリーズは翌44年製作の東海道お化け道中を含む3部作
公開当時は登場妖怪のソフビやプラモも発売されるほどの人気だった

ちなみに俺のガキの頃には、この妖怪3部作が夏休みや冬休みに盛んにテレビでリピート放映されており、毎年何度も観た
・・・はずなのだが、正直なトコロ、ガメラや大魔神に比べ
第1作の妖怪百物語と第3作の東海道お化け道中は
どんな内容だったか・・・全く思い出せないほどに印象が薄い


とにかく強烈に覚えておるのは、第2作目の妖怪大戦争だけなのだ

ストーリーは、古代バビロニアの吸血妖怪・ダイモンが江戸時代の日本に飛来
伊豆の代官に成りすまし、吸血・殺人・子供狩り・・・と悪事の限りを尽くす
見かねた油すましやカッパ等日本妖怪がダイモンを懲らしめるために力を併せて戦う
・・・というもの

海外の妖怪から日本を護るために日本妖怪が結集して戦う・・・というエピソードはゲゲゲの鬼太郎にもあったが
この手のストーリーは、東映まんがまつりマジンガーZ対***仮面ライダー大戦等に通じるものがあり、
ある特定の世代には、大変に燃える展開なのだ

この場合、敵のビジュアルが重要なポイントになる

ヒーロー集団を相手にするのだから、毎週テレビに現れるヤラレ怪人やロボでは役不足なのだ

ヒーローが束になってかかって来ても、チビッコたちに可哀想・・・とか思われない凶悪な面構えと容姿・・・

その点、この作品に登場する、敵役のダイモンは とにかく存在感がハンパ無く、強烈

顔は鬼で身体は猛禽類、しかもマスクからは中の人の眼が剥き出し・・・
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一度観たら、絶対忘れられないそのゾッとする姿・・・怖過ぎ~
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ガキの時観て、怖ッと感じたが、
今回改めて観直しても怖過ぎるその造形にゾッとした

昭和43年にして、この着ぐるみの完成度は・・・驚くばかり

対する日本妖怪の顔ぶれと造形の方は・・・というと
ちゃんとした着ぐるみのモノから学園祭レベルのトホホなモノと様々・・・
予算上、質よりも数を揃えるのを優先した結果ですかな~
前作の使いまわしの着ぐるみも多いみたい
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ただ、カッパもマスク以外は役者さんの身体に緑色のペイントしただけなんだけど、動きが機敏で、コミカルな生命感溢れたイイ感じになってた
このアバウトさが返って八百万の神の住まう日本の妖怪っぽさを醸し出しておるのかもしれない
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さて、この両者が劇中3回(4回?)に渡って激戦を繰り広げるのだけれど
とにかくダイモンがとてつもなく強い
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さらに・・・
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日本妖怪は全く歯が立たず、第1ラウンドは敗走・・・

続く第2ラウンドでは 妖怪封じの札で日本妖怪まとめて壺に封印されてしまう始末・・・

ダイモンが強過ぎるのか?
日本妖怪が弱すぎるのか?


ちなみに、この妖怪封じの札で壺に封印されてしまうというくだり・・・
人間側の主役・侍の新八郎が叔父の祈祷師の形見の妖怪封じの札で、ダイモンを封じようとするのだが、投げた札がなぜか加勢に駆けつけた日本妖怪の方へ(ダイモンの念力で?)飛んで行き、これまたなぜかわざわざ日本妖怪の隠れ家に置いてある壺までヒュ~って飛んで帰って封印されてしまう。
ひょっとして、ダイモンに札を貼ったらバビロニアにヒュ~って飛んで帰って封印されるって事を示してるのかしら??)


その展開が唐突過ぎて、当時子供心に「??」と感じたものだが
今回観直してみても「唐突過ぎんだろ!」とツッコミを入れずにおられなかった
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ダイモンが「念力!札返し!うはは・・・その札で俺さまをバビロニアへ封印しようとしても無駄だァ」とか何とか口頭で説明してくれりゃ解り易かったんじゃないかなぁ

さて、この新八郎がダイモンの眼を射抜いた事から、ダイモンの弱点は眼である事が判明!
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残る片眼を潰せば勝算有り!と考えた油すましは日本全国の妖怪に召集をかけて、ダイモンとの最終決戦に挑む
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この最終決戦・・・ダイモンは分身したり巨大化したりで日本妖怪達を翻弄
実物大で造られたダイモンの足や手のプロップと本体を合成したり、実際数の少ない日本妖怪を多重露出で数増やして見せたり・・・と、さまざまな昭和アナログ特撮を総動員
実に迫力且つ幻想的な仕上がりとなっておる
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最終的にダイモンは両目を潰され、敗走・・・日本妖怪の勝利・・・となるわけなのだが・・・

アレ?ダイモンって死んでなかったんだ

♪お化けは死なな~い・・・と鬼太郎の歌にもあるから「死ぬ」という表現はおかしいかもしれないが、封印とか消滅とかじゃなくて、ただ空に飛んで逃げて行く・・・というショットがあるだけ
これって「地球最大の決戦」のキングギドラと同じ最期じゃんか

・・・ってことは、キングギドラみたいに仲間を引き連れて何度もリベンジしに来る・・・なんて展開もあったわけだよね
なんでそうしなかったんだよ!大映~
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なんで、第3作を東海道お化け道中なんて筋も思い出せないような印象の薄い作品にしちゃったんだよぉ~
バックベアードを仲間に引き連れたダイモンを再登場させて、「妖怪総進撃」のタイトルで公開してたらチビッコ大喜びで大勢観客呼べたと思うぞ
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昭和ガメラと野良犬と・・・の巻

先日、某大型書店にゴジラ漫画コレクションという本を捜しに行ったのだが、見当たらない・・・書店の一画にゴジラ書籍特設コーナーが設けられておるにも拘らず、なぜかこの本だけ見当たらないのだ

そのまま手ぶらで帰るのも何なので、レジ横に平積みになっておったディアG隔週・大映特撮映画DVDコレクション①大怪獣ガメラを買って帰ることにした
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ガメラ・・・と言えば、多くの輩が金子&樋口コンビの平成ガメラ三部作を連想するだろうが・・・俺さまがガメラと言ったら湯浅憲明監督の昭和ガメラシリーズを指すのである
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思い返せば昭和50年代・・・俺が小学生の頃は、夏休み&冬休みに昭和ガメラシリーズが繰り返しテレビ放映されておった

登校という束縛から逃れた長期休暇中の午前10時頃から・・・或いは午後4時頃から大好きな怪獣映画が観られる幸福・・・

当時はビデオもDVDも無かったから、毎度々リアルタイムに夢中になって画面に食い入るように観ておった

故に作品によって記憶が曖昧な昭和ゴジラと違って、昭和ガメラ全8作、全てのストーリーを熟知しておるつもりじゃ

(以前このブログにも書いたが)当時はガメラのプラモはもちろん、ソフビも持っておったぞい
(現在は行方不明・・・本物のガメラになって飛んで行っちゃったのかも)

今は亡き朝日ソノラマのファンタスティックコレクション・ガメラというムック本も表紙が外れてテープで補修するほど読み込んだものだ

ま~ファンタスティックコレクションはすぐ表紙が外れるという説も有るがの~・・・
(ちなみに、米のハロウィンではゴジラよりガメラの扮装をするチビッ子の方が多い・・・てな眉唾な記事が書いてあった
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とにかくガキの頃からガメラが大好きだった
同時代の怪獣王ゴジラと比べても圧倒的にガメラの方が好きである

昭和ガメラのどこがそんなに好きなのか?と問われれば、

やっぱり子供の味方・・・という点だな

この話をすると、同世代のゴジラファンは必ず

「そこがガメラのダメな所だ!幼稚な部分だ!」と腐す

が、果たして本当にそうだろうか?

ガメラは子供の味方である・・・今回DVDを観て改めて痛感した

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古代アトランティス出身の超生命体にして
「悪魔の使いガメラ!」等とエスキモーの長老に冒頭で呼ばれ、
開始5分足らずで初代ゴジラを彷彿とさせるような凶悪怪獣のオーラまとい禍々しく登場するも
根っからの子供好きが高じて
劇中早々に、折れた灯台から落ちそうになった子供をしっかり助けておる

第1作目からして、やはりガメラは子供の味方だったのである

日本に数多生息する他の怪獣達とガメラとの決定的な違い・・・それはこの瞬間から始まった
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ガメラに助けられた少年・俊夫はガメラを敵視する大人達に向かって訴える
「ガメラはひとりぼっちできっと寂しいんだよ。
 ガメラは寂しいから友達を捜してるんだよ。
 お腹が空いたから餌を捜しているだけなんだよ。」

その言葉通り、1作目のガメラは、うっかり閑静な住宅街に迷い込んでしまったために追い回される野良犬のように見える。

それは昭和ガメラ全作に言える事かもしれない

昭和ガメラはまるで野良犬のようだ

現在は全く見かけなくなった野良犬・・・だが昭和の街角には結構居た。

ここで断っておくと俺の言う野良犬とは いわゆる野犬と全く違うモノを指す

野犬は野生化した犬だが、野良犬は残飯を漁ったり、餌を恵んでもらったりしている要するに特定の飼い主の居ない自由気ままな犬の事だ

野良犬は利口で人なつこい
子供達は給食の食い残しのパンを与えたりしてすぐに野良犬と仲良くなる
だが、野良犬は不潔なので大人達はいい顔をしない
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俺が小学生の頃にも近所に野良犬がおった
茶色くて毛の長い結構大きな犬だった
俺はその茶色くて大きな犬と仲良しだったのだが

ある夏の日のこと
近所の河が前日の台風で増水して今にも溢れんばかりな状態になった

ホントは危険なので近寄っちゃいけないのだが、物珍しさもあってガキだった俺は
その増水した近所の河を見物に出かけたのである

すると、遥か向こう岸を例の茶色の野良犬がヒョコヒョコ歩いておるのが見えた

特に呼んだわけでもないのだが、向こうもこっちの存在に気が付いたようだ

その野良犬は、躊躇せずザブン!と増水して勢いの増した河に飛び込んだ

「やめろ!引き返せ!」と俺は叫んだのだが、奴は犬掻きで、えっちらこっちらと懸命に泳ぎ始めた
急流に何度も流され、ハラハラさせつつも、なんとか泳ぎ切り、ようやくこっちの岸に辿り付いたと同時に
なんと! びしょ濡れのまま嬉しそうに俺に飛びついて来た

なんで・・・そこまでして・・・

俺は目頭が熱くなった

昭和ガメラシリーズ(特に後半の)を観ると、この野良犬の事を思い出す

昭和のガメラは正にこの野良犬である

子供が大好きで子供の味方で・・・チビッコのためなら全身傷だらけになって凶悪怪獣と闘う・・・

ガメラ対大悪獣ギロン(1969年)という作品がある

人食い宇宙人に誘拐されたチビッコ二人を助けるために
なんとガメラが星の海を越えて、チビッコ二人が拉致された遊星にのり込み
人食い宇宙人のペットの大悪獣ギロンと死闘を繰り広げる
・・・というストーリーである

星の海を越えて他の惑星へ到達した地球怪獣については1965年怪獣大戦争X星へ連れていかれたゴジラとラドンの先例があるが
自らの意思で、しかもたった二人のチビッコを助けるためだけの理由で星の海を渡った怪獣は、古今東西この昭和ガメラ以外いないだろう

なるほどゴジラは原水爆の象徴であり、自然災害の具象化した姿、神に近い存在の怪獣王かもしれん

だが、昭和ガメラは昔近所に居た無償の愛で駆けて寄って来る野良犬であり、子供の味方で友達なのだ

幼少の頃、闘争本能とやらで勝手に闘い続けるゴジラの姿に声援を送った事は一度もない

が、チビッコのために闘い続ける健気なガメラの姿には、何度声援を送った事だろう
がんばれ!ガメラ!強いぞガメラ~・・・と

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*追伸:昭和ガメラは野良犬、メカゴジラ機龍は飼い犬・・・という説を俺は昔から主張しておるのだが、どうだろうか?
あと、平成ガメラ三部作は仁侠映画だと捉えておるのだが・・・
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38年ぶりにボーンフリーを観たぞい!キングバトラー登場篇の巻

前回に引き続き、今回は38年ぶりに観た
恐竜探検隊 ボーンフリー』DVD第1巻に収録されておる第4話第5話の感想を書いてみるぞい

ところで、今回のDVD視聴で38年ぶりに気が付いたのだが、
ボーンフリーのオープニング


♪麻酔銃だ~・・・ジェット砲弾~・・・行け~!行け~!行けぇえ~

・・・と幼少から思っておったのだが、
正確には

♪麻酔銃だ~・・・ネット砲だ~

・・・だったのね

ちぇッ!ジェット砲弾じゃなかったのか
ジェット砲弾の方がカッコイイと思うんだけどな~

いや、ジェット砲弾て、何だかわからんけどさ
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さて、第4話に登場するは、恐竜界のスーパースター・ティラノサウルス

画面を観て、

アレ~?こんなのティラノサウルスじゃな~い!

・・・って平成キッズ達は思うかもしれんが、
現在スタンダードとなった前傾姿勢で尻尾の上がっているティラノサウルスは、1993年公開の映画ジュラシックパークからのもの
それ以前は、この画のように、直立して尻尾を引きずっているゴジラ姿勢のティラノサウルス像が一般的だったのだな

38年を経ての、こういった恐竜たちのスタイルの変化も、実に興味深い
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そしてこの話から、ボーンフリーの宿敵・キングバトラー (声・滝口順平) が早くも登場するぞ
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このおっさん、大層な資産家で、趣味は狩猟
地上のほとんどの動物を狩り尽くしたので、今度は恐竜を・・・
というワケで、専用の装甲戦車まで造っちゃって
恐竜の首をめぐり、ボーンフリー隊と熾烈なデットヒートを繰り広げる
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第4話では、砂地獄に落ちてしまった所を、ボーンフリー号に助けられ、
リーダーのジョージに「恐竜は保護動物だからもう二度と狙わないように」
と確約をさせられたにも拘らず、
その数分後には、ティラノサウルスの首を狙って発砲する始末・・・
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・・・とにかく恐竜に対しての執着は尋常じゃない

全くヤル気無しのゴンとガラの出向組みとは大違い・・・

正木博士は、むしろキングバトラーをボーンフリー隊のメンバーに加えた方が仕事がはかどったのではなかろうか?

そのキングバトラー
度重なるボンフリー隊の警告に、ついにブチ切れ、恐竜のために用意した強力麻酔弾を、ボーンフリー号に向けて発射
ボーンフリー号はネット砲で応戦・・・
ネットと共に強力麻酔弾はバトラーの装甲戦車の傍に・・・
そして、爆発・・・
一味は自らの麻酔弾によって夢の中に・・・というトホホな結末

こうして、ボーンフリー隊はティラノサウルスを無事捕獲保護する事に成功したのだった
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続く第5話では、トリケラトプスが登場・・・

大人しいはずのトリケラトプスがなぜか凶暴に?
と思ったら、卵を抱えていたから・・・
アレ?この設定、ブロントサウルス親子と一緒じゃねえか?
他にも、夫婦恐竜とか・・・家族の情に訴えるような設定が結構多かったような印象がある
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巣である洞窟から頑なに出て来ないトリケラトプス・・・
ならば、卵を持ち出して引きずり出そう・・・と、
ジョージが卵をかかえてダッシュ
トリケラトプスに追われるジョージ・・・
アレ?卵ちっちゃくなった?
というか、トリケラトプス 大き過ぎ
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トリケラトプスに限らず、ボーンフリーに登場する恐竜全てがデカ過ぎる
怪獣サイズなのだ・・・これもアービー彗星の影響なのか?
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第5話においても、宿敵キングバトラーの恐竜の首欲しい欲しい病は相変らず・・・
今度はトリケラトプスの首が欲しいのよ・・・とボーンフリー隊の前に立ち塞がる

そして懲りずに今回も、初期手塚漫画に出てきそうな爆弾をボーンフリー号に投てき・・・

巧く行くかと思いきや、突然の地震に、爆弾が自分たちの方へ戻って来た!
そして・・・自爆

・・・このパターン、毎回やるのかしら?
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てなワケで、38年ぶりに観た『恐竜探検隊 ボーンフリー』は期待以上に面白かったぞい

企画段階では、キャラクターはマリオネットで・・・という案だったらしいけど、やっぱりアニメにして正解だったと思う

無表情で演技が限られるマリオネットで作られておったら、恐ろしく退屈な作品になってしまって、それほど印象には残っていなかっただろう

是非とも、全話観たいけど、一本¥3800(税抜き)は、ちと高過ぎるな~
¥1980くらいのお手頃価格にならんものかの~

38年ぶりにボーンフリーを観たぞい!ブロントサウルス親子篇の巻

ガキの頃から大好きで、観たくて仕方がなかったにもかかわらず、既に廃盤、高額なプレ値ゆえに、永らく手が出なかった『恐竜探検隊ボーンフリー』のDVDが、お手頃価格で再発売されたというので、第1巻を早速買ってみた
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作品がマイナーな為に、平成生まれのキッズどころか昭和世代の大きなチビッコ達の中にも『恐竜探検隊ボーンフリー』って何ぞや?と思っておる御方がおるだろうから、ちょいと説明すると・・・

『恐竜探検隊ボーンフリー』は、1976年(昭和51年)テレビ朝日系列で半年間放映された特撮番組
製作はウルトラマンシリーズで有名な円谷プロダクション

もっとも、当時は第2期ウルトラの最期作ウルトラマンレオも終了し、
70年代初頭に吹き荒れた円谷が最も得意とする特撮巨大ヒーロー番組ブーム
同系統の作品の粗製濫造、供給過多が祟って、共倒れとなり完全終了
子供番組の王道は、マジンガーに始まった巨大ロボアニメに取って代わられていて
日本特撮の名門・円谷プロもかつての勢いゼロの時代

しかし、皮肉な事に、一時隆盛を極めたこの巨大ロボアニメも同系統の作品の乱作乱造マンネリ化によりチビッコ達に既に飽きられつつあった

次は何がヒットするかわからない・・・

そんな暗中模索・・試行錯誤の時代に作られた
『恐竜探検隊ボーンフリー』日本特撮テレビシリーズ史上最も個性的で珍妙な作品となる

そのストーリーは

1996年 謎の大彗星アービーの接近により、地球の地殻に変動が起き
各地で忽然と中生代の森が隆起し、絶滅したと思われていた恐竜も一緒に出現する現象が続出

なんで大彗星が接近したら、地下から森と恐竜が出てくるのか?
地下に恐竜が生き残っていた・・・という事なのか?
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ガキの頃から、無理有り過ぎるだろ!と思っておったが、改めて観ても、やっぱり無理有り過ぎな設定

接近した大彗星アービーの特殊な磁場により、地球表面の時空断層に亀裂が走り、地球各所にワームホールが発生!
中生代と現代が地域限定的に入れ替わってしまい、各所で中生代の森と恐竜がランダムに出現するようになってしまった


・・・とかいうタイムスリップを交えた設定にした方が、ワケわからないなりに説得力あったような気もする

ともかく、地球の各所に忽然と出現した恐竜たちを放って置くワケにもいかないので、国際自然保護連合は、
恐竜たちの捕獲保護を目的とした専門の組織を設立
する事にした

その組織こそ恐竜探検隊ボーンフリーなのある

ちなみに捕獲保護した恐竜たちはサーロン島とかいう孤島に集める事になっておる

ボーンフリーの最高責任者は日本の科学者 正木博士
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メンバーは

寝癖ヘアーが特徴のリーダー ジョージ
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恐竜に詳しい少年(正木博士の息子?孫?) マサオ とマサオの愛犬 ドン
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幸薄げな植物学者の紅一点 レイコ  操手 ゴン  通信士 ガラ 
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・・・の五人と一匹

中でもゴンとガラ両隊員のヤル気の無さは半端無い
「恐竜キモっ!」「なんでこんなヤツ助けなきゃならねえだよ」等々
終始ボヤキっぱなし・・・そんなに嫌ならやめちまえ!

有能な志願者は他にもっと居ただろうに・・・

メンバーの人選は国際自然保護連合から正木博士に一任されている・・・らしいのだが、なんで正木博士は特殊技能に優れているわけでもないこの二人(特にガラ)をボーンフリー隊に加えたのか?甚だ疑問

思うに、ゴンはボーンフリー号の製造メーカー、ガラはどこぞの省庁からの出向なのではなかろうか?

特にガラの態度にはそうとしか思えないフシがある

もっとも正木博士自身が息子のマサオ(孫という話もあるが)をちゃっかりメンバーに加えてしまっておる辺り・・・博士本人の人格に問題があるのかもしれん

その人選どうなのよ?とツッコミたくなる五人と一匹が、万能探検車ボーンフリー号を操り、世界各地に現れた恐竜たちの捕獲保護に奔走する姿を描いた物語、それが『恐竜探検隊ボーンフリー』なのだ

ストーリーを聴いて、「ちょっと地味じゃね?一体どこが日本特撮テレビシリーズ史上最も個性的で珍妙な作品なのよ」と思ったキミ

この作品の個性的で珍妙な点はストーリーではないのだな

画像を見ていただければお解かりと思うが、
この作品 背景やメカはミニチュア(実写)・・・なのに、人物部分はセルアニメという・・・実に珍妙キメラ的な画づくりがされておるのだ
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巨大ロボアニメに、お家芸の巨大ヒーロー特撮を駆逐された円谷プロの

メカの描写だったらアニメなんかにゃ負けねえ・・・との意地があったのか

劇中に登場するボーンフリー号は、ヒルマ汚しもバッチリのリアルなカッコ良さで、当時のアニメ技術では確かに表現不可能
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このボーンフリー号のカッコ良さに惹かれて、プラモ買った・・・という当時の記憶も鮮やかに蘇った

確かメーカーはトミー

劇中同様に一号と二号が磁石で分離合体可能!さらに小さな探索メカ三機を格納出来た
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そしてボディはプラ製じゃなくて、半完成品の何か特殊な軽合金みたいなモノで作られていたような記憶が・・・

ボーンフリー号以外にも、探索メカ三機がそれぞれキット化されており、アンテナや外輪を回転させながらゼンマイ走行した

当時としては、そこそこ色分けされていたので塗装しなくても素組みで結構見栄えがしたような記憶がある
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とにかくボーンフリーに登場するメカはキット化されなかったサポートメカも含め、どれもシンプル且つリアルなデザインでカッコイイ~
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ZATメカ的アレンジを加えてリアル感が台無しになったアイゼンボーグやコセイドンのメカ群とは大違い!

誰が付けたか?円谷恐竜特撮三部作・・・ファンとしてはボーンフリーだけは別格にして欲しいわ~
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この作品の特徴である実写背景にセルアニメのキャラという画づくり

3DCGと手描きの2Dアニメの融合が当たり前となっておる昨今のアニメに見慣れておる方々には、特に目新しくも映らんかも知れんが、

現在から38年前、この映像はチビッコの眼には 強烈なインパクトであった

後年、俺が自主制作したアニメ「シルバースター」において、そのスタイルをまんまパクったほどである
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さらに俺がこの作品を特別に気に入っておった理由は、登場する恐竜がモデルアニメで作られていた・・・という点

モデルアニメ・・・というのは、
関節を仕組んだ人形に動作を付けて一コマ一コマ撮影して行く・・・3DCGが普及した現在では既に絶滅してしまった特撮技術のひとつ

俺はあのカクカクしたぎこちない独特の動きと、巨大さを全く感じない人形感丸出しのモデルアニメのクリーチャー達が大好きなのである

しかし、悲しいかな日本では怪獣や恐竜は、ほとんど着ぐるみ・・・

ところが、ボーンフリーでは毎回登場する恐竜たちが、日本ではめったにお目にかかれないモデルアニメで表現されておったのだ
(あのトホホな迷作 魔人ハンター・ミツルギ以来?)

これだけでも観る価値大いに有り
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ただ、モデルアニメは製作に膨大な手間と時間がかかる

なので、恐竜の動きにはモデルアニメだけでなく、首や脚だけアップ用に造られた 手を突っ込んで操作する手踊り人形・ギニョールも使われていた

当時、モデルアニメシーンが少なく、ギニョールが多用されている回を観ると、ストーリーに関係なく、ガッカリしたものである
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さて、約38年ぶりに再見したボーンフリーでは、その辺りはどうだったと言うと・・・

第1話からギニョール多用、恐竜(ブロントサウルス)のモデルアニメシーンが極端に少ない・・・

まさか・・・第一話からこんな感じゃ、この先、ほとんどギニョールなんじゃ・・・と不安がよぎったものの
第二話からモデルアニメシーンがグッと多くなったので一安心・・・

DVD第1巻に収録されておるのは第五話まで
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第一話から第三話まではパイロット版的連続エピソード
ボーンフリー号の各種ギミックを紹介しつつ、地滑りや吸血植物、さらにアロサウルスの乱入に巻き込まれながらも、目的のブロントサウルス親子の捕獲までの過程を丁寧に描写しておる
ストーリー展開はやや地味め
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そして第四話から、狩猟マニアの敵役・キングバトラーが登場
ストーリーは急速にヤッターマン化してくる
ドクロストーンならぬ恐竜を巡ってボーンフリー隊としのぎを削る展開に・・・
そんな第四話・第五話の感想は、また次回
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懐かしSF宇宙映画『月世界征服』・後編

前回の続き・・・
数々の宇宙映画的御約束イベントをこなしつつ、ようやく月に辿り着いたルナ号のクルー達!
果たして彼らを待つ、最大にして最後の宇宙映画的クライマックスイベントとは?


それでは完結編!行ってみよ~

・・・つう事で、エンジンをゴージャスにふかしつつあの銀ピカ巨体のまんまで月面に垂直に着陸したルナ号!

06ううむ・・・確かにカッコイイけれど、アポロ計画を御存知の方なら、月軌道上に司令船を留めておいて、月面には着陸船を降ろした方が推進剤の節約になるんじゃね・・・と思うことだろう
でもなんせ1950年制作の映画だからね~
燃費は悪くても大型でゴージャスなルックスにこだわったアメ車バンバン造ってた頃だもの、推進剤節約の為、用途に合わせて船体を切り分けて、必要無くなった部分は使い捨てる・・・というセコイ発想はこの時代のアメリカには無かったのかもしれないねえ
この行き過ぎたゴージャス主義がとりあえずこの映画のラストの伏線にはなってるんだが・・・

そんなこんなで月面に着陸したルナ号。
そこから見える月面の風景にクルー達は息を呑む
その風景がコレ!04
素晴らしい
実際に人類が実際に月面に到達するのはこれより19年後になるワケだが、まるで観て来たように正確無比ではありませんか
恐るべしボーンステル

俺同様に感動したクルー達は早速船外へ
ちなみにツルツル銀ピカの船体からミュオーンと昇降用のハシゴがせり出してくるギミックは意味無くてもカッコイイ05

さて1969年7月16日に人類が月面に最初の一歩を記した時、船長の二ール・アームストロング

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」
That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.


・・・と言ったそうだが、1950年制作この映画ではなんと言ったか・・・

・・・いや、何にも言ってねえんだよ!コレが!

07それどころか手に持ってたハシゴ落しちゃって、ソレ取りにジャンプで降りた・・・って、オイ!
その後、慌ててハシゴ付けた・・・って、いやもう今更ハシゴいらないだろ?
みんなジャンプして飛び降りゃいいじゃんか

ついでに月面着陸の御約束の星条旗も立てやしねえ

とりえあず地球に「今、月面に立ちました~どうぞ」って連絡しただけ
そんな口頭説明だけでいいのか?

等々ツッコミどころは数多あるものの、とりあえず月面に着いたのだから、これから大冒険が始まる!的なドキワク展開を期待しておったのだが・・・

どうにもこの映画、月面に着いてからの雑さ・ヤル気のなさ加減がやたらと目立つ

劇中彼らが月面でやった事といえば、望遠鏡を覗く事と写真を撮った事くらい・・・
月面での行動は実物大の宇宙船脚周りの狭いスタジオセットのみの撮影となっており、やれる事は限られてくるとは思うが、とにかく退屈・・・
実際のアポロの映像を観ても、結局月面は何にも無い荒野で大した事件も起こらない退屈なモノではあったので現実を的確に予言した・・・と言えばそうなのだが・・・そんなところをリアルに描写されてもねえ・・・

ボーンステルの描いた着陸時に見えた月面の風景が素晴らしかっただけに、そこへ全く探検へ行こうとしないクルー達にはガッカリだし、観ている方はストレスが溜まる一方である

ちなみになぜか1カットのみ飛行士がハシゴを降りるシーンがモデルアニメで挿入されている11
それを見る限り、宇宙船の脚周りや地形望遠鏡等ちゃんとモデルアニメサイズ用に造られておりモデルアニメを使ったシーンはもっと長かったのではないか?と思えなくもない
これらの飛行士モデルを使って月面に生息する珍妙なエイリアン達との戦い・・・は、やり過ぎだとしても、見上げるような高い山や底の見えないクレバスを越える等の手に汗握る月面での冒険譚充分に作れたのではなかろうか?
単に予算と時間の問題かもしれないけれど、折角のモデルアニメを活かさず将もない目方でドン!ゲームで物語のクライマックスを締めくくってしまう辺りが、結局この作品の想像力の限界であり、最大のトホホな部分であると思う
もったいないなぁ・・・

ハイ!それでは物語の最大のトホホなクライマックスの解説行くよ~

冒頭でも書いたが、ゴージャスにエンジンふかし過ぎ気味で、月面に着陸したルナ号
やっぱり着陸時にエンジンふかし過ぎだった
計算してみたら、このまま地球に帰還するには推進剤が足らない事が判明
だから直接降下式なんかにしなきゃよかったんだよ!とツッコミいれたくなるが、もはや後の祭り・・・

ちなみにDVDの字幕では燃料が足らない!と何度も訳されてるが、正確には足らないのは推進剤
映画の初っ端で説明されてる通りルナ号のメイン機関は原子力推進剤は水・・・
原発が水蒸気でタービンを回し発電する原理と同じく、ルナ号はノズルから水蒸気を噴射する事により推力を得ているワケなのだ
この推進剤の水を探索しに月面を大冒険・・・なんてドキワクな展開も充分に考えられたと思うんだが・・・

なぜか物語はそういった冒険映画的な展開には進まずとにかく船内の要らないものは全て月面に捨てて、船体を軽くしよう・・・というセコく現実的な展開に終始する
冒頭の大風呂敷はどこへやら、最大のクライマックス船内セットの解体ショウ・・・って、トホホ過ぎてこんな展開全く想像出来なかったよ~

08使用済みの空気タンクはもとより操縦席のクッションまで引っ剥がす、果ては金ノコを持ち出してハシゴまで切り出す始末・・・
それにしても月探検金ノコなんてよく持って来てたもんだよな~

見よ!この山と積まれた不用品の数々!まるで引越し直後のゴミ捨て場のようではないか!09

さぁ!もう捨てられるモノはないぞ!ちなみに金ノコも捨てたゾ!
どうだ!これだけ船体を軽くしたんだから推進剤は足りるだろう・・・
と、計算し直してみたが・・・なんとあとわずか50kgオーバーという結果に!

こうなったら・・・最後の手段は、4人のクルーの内誰か一人を月面へ置き去りにするしかない・・・

こんな巨大な宇宙船に対し、たかが50kg程度の質量が与える影響は皆無と言っても良いと思うのだが・・・
トム・ゴドウィンの『冷たい方程式』の例を出すまでもなくこの時代のSF作家達はとかく
質量>推進剤=誰かを置き去りに・・・の公式大好きなのだ

御多分に漏れずルナ号の中でも「俺が降りる」「いや!俺だ!」「それなら俺が・・・」「どうぞ!どうぞ!」なダチョウ倶楽部的なコントが展開されるワケなのだが・・・クルーの一人が妙案を思いつき、なんとか4人全員無事に月面を飛び立つ事が出来てメデタシ・・・

ちなみに俺なら、気密室の大きなハシゴを捨てる事を真っ先に思いつくけどね~10
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