懐かしいプラモ

発掘!昔ガチャガチャ(後篇)・・・の巻

前回までのお話・・・春の引越しに備え、荷物整理に勤しむ犬計画は、カオスの根源・押入れの奥深くに眠る未開封のガチャガチャと組立て済みのガチャプラモを多数発見する。試しに未開封ガチャプラモのシャア専用赤いダブルゼータガンダムを組み立ててみるも、それは現在の至れり尽くせりのガンプラと大きく隔たる『魁!男塾』のごとく厳しい昭和プラモの姿であった・・・

・・・てなワケで、后篇は組立て済みで発掘されたガチャプラモ達をドド~ンと御紹介
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最初に登場するのはZガンダムの主役機・あずき色のゼータガンダム
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ゼータガンダムで真っ先に思い出すのが
放映当初のOP冒頭シルエットと実際に本編で登場したゼータの顔がまるで別人だった事

俺的にはシルエットからガリアンみたいなのが出てくると予想してたんだけどねえ

さてキットの方は、各パーツがなかなかシャープに造られており、
成型色はともかく、当時のゼータキットとしては優秀な部類に入る方ではなかろうか

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続いて塗装派にはありがたい白の成型色の百式
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頭部なんぞはデフォルメなれどナカナカの男前に仕上がっておると思う

ただし、百式のトレードマークたる肩の「百」に関しては刻印も無く、シールも付属しておらんので、無塗装ではちょっとばかり寂しい感じ
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そして一緒に写っておる真っ黒成型色のハイザック
コイツは今回大量のガチャプラモと一緒に発掘されたものの、大きさや材質の違いから、ガチャプラモではなく、食玩出身であると思われる

次は今回発掘された中ではナンバーワンの出来を誇るガルバルディβ
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細かなモールドまでキッチリ彫ってあり、
頭部も大き過ぎず、特徴を良く捉えたバランスの良いシルエット


現在でも充分通用するんじゃね?と思わせる完成度だ

成型色が赤だったらパーフェクトだったが、ザク色も悪くないかな

前回もちょっと触れたが、この時代のガチャプラモは劇中のモノとまるで関係ない色でランダムに成型されておる

なので、劇中色と同じ成型色になるキットに当るのはナカナカに稀なこと
そんな中、ちょっと惜しい・・・のがこのマラサイ
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もうちょっとオレンジ色が強めだったらアタリだったのだがな

当時はかなりのお気に入りだったこのデフォルメマラサイだけど
現在になって改めて眺めてみると、
エッジが妙にぼやけてて、いまいちシャープさに欠けておるの~
ちょいガッカリ

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さて、この時代のガチャプラモはこれまで紹介して来たようにデフォルメが主だったのだが、
やがてバンダイはリアル等身のガチャプラモの発売も開始するようになる

御存知のようにカプセルトイは収納容量の上限が極めてタイト
加えて塩ビフュギアのようにパーツを湾曲させて無理矢理カプセルに押し込む事が不可なカッチカチのプラ素材
デフォルメのようにパーツの大胆な省略やゴマカシが効かない
設定画に準じたリアル等身のガチャプラモの発売は当時のバンダイの技術力では無謀な試みであったと言えよう

結局のところ
カプセル容量の限界をクリア出来ず
迫力負けした珍妙なシルエットのMSが数多く生み出される結果
となってしまった

ここからはそんな「どうしてこうなった!?ツッコミたくなるリアル等身のガチャプラモの幾つかを観ていただこう

先ずは眼にも眩しいオレンジ色のバウ
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最近のガンプラはカッコ良く見せるために劇中設定より頭部が小さく造られておる事が多いが・・・
こりゃ小っちゃ過ぎだろ~

それに全体的なエッジがダルっダル・・・

バックパックは頑張っておるとは思うが・・・ひょっとしてコレのボリュームでカプセル内容量の限界に達してしまい、やむ得ず頭部がショボくなってしまったのか?
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・・・ていうか、ショボくするならソコじゃないだろ~
人形は顔が命なんだから~


続いてはザク色のリックディアス
リックディアスは俺さまの中ではダントツに好きなMSなのであるが・・・
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うむ、パーツそれぞれはシャープに忠実に出来ておるとは思う

けど・・・下半身があまりに貧弱な坊や過ぎるんじゃあないか?

コイツもバックパックは結構頑張っておる・・・けれどバックパックがボリューム有り過ぎて、下半身を貧弱に造らなけりゃカプセルに納まりきれなくなっちゃって、結果こうなった?
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いやいや貧弱にするならソコじゃないだろ~
むしろバックパックの方だろ

やっぱり大型バックパックを背負っておるMSはカプセル容量の上限をクリア出来ずに身体のどこかにしわ寄せが来るらしい
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・・・では、全身がボリュームの塊の重MSの場合はどうなるか?

結果はドライセンで御覧いただこう
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アレアレ~

なんか小っちゃいぞコイツ・・・
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確かにサイズダウンすればカプセル容量の上限はクリア出来るだろうけど
他のMSと並べた時の違和感は半端無し


さて、リアル等身の中では前回組立てたダブルゼータもそこそこ優秀な部類であったが、
今度はそんなそこそこな出来のMS達を御紹介

先ずはサイコガンダム
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エッジもそれなりに立っておるし、シルエットも設定画に近いんじゃないかな
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それと他のリアル等身が肩に上下の可動軸があるのに対し、
コイツは肘に可動軸があるのが特徴

肘が可動出来るようになったためポージングの幅は大いに広がった
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続いて御紹介のマラサイも、シルエットに破綻はないものの
なんか全体的にぼんやりしておる感じがする
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なので銃の両手持ちが可能なのでは?と期待したものの
銃が付属しておらん!

それどころか、両拳に武器挿し用の穴さえ開いておらんではないか
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このマラサイとサイコガンダムは共通点が多ことから
同時期に発売されたモノかもしれんのう

最後に御紹介するリアル等身MSはガルバルディβ
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デフォルメ版も極めて完成度の高かったガルバルディβであるが・・・

リアル等身版でも驚異的な完成度
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リックディアスやバウにあったようなシルエットの破綻もないし

エッジもシャープで

ドライセンのように一回りスケールダウンしておるなどという事もない
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加えてリアル等身でありながらビームライフルまで所有
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なんかスゲエよ!ガルバルディβ!
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今まであんまり好きじゃなかったガルバルディβだが、
急激に好きになってきたぞい

確か放映当時発売されてた1/144のキットも
他のMSを圧倒する完成度だったと聴いたことがある

ガルバルディβって立体化し易いのか?

それとも当時のバンダイがガルバルディβ推しで
開発に並々ならぬ熱意を注いだ結果なのか?

その割には未だHGUC化されてなかったような・・・
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発掘!昔ガチャガチャ(前篇)・・・の巻

30年もの永き間住み続けた帝都の我がボロ宿を引き払い、この春引っ越す事になった俺さま犬計画

そのため、部屋を占拠しておる荷物の山々(主にトイ)を整理をし始めたのじゃが

まったく・・・なんでこんなモノを購入したのか?

我ながら首をかしげる品々の続出に戸惑っておる

先日も、我が宿のカオスたる押入れの奥深くに封印されしダンボール箱を開封したところ

なんと、カプセルに入ったままの昔ガチャガチャが大量に出て来よった
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それにしても、なぜに?カプセルのまま保存しておったのか?
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開けてみて、即納得

プラモのパーツが直にカプセルの中にザラリと入っておったのだ
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う~む・・・パーツごとにポリ袋で細かく小分けされておる現在のカプセルトイとは大違い、昭和ガチャガチャのなんと大らかなことよ

しかし、これでは店頭でのカプセル開封は不可なのでは?

家に帰るまで何が当ったのか全く判らないのではないか?

目当てのモノが出ても気付かずにやり続け、ダブり続ける・・・
或いは目当てのモノが出た!と思って家に帰って開けて見たら違うモノだった・・・

なんて悲劇が起きるんじゃなかろうか?
・・・っていうか当時は実際に起きてたような気がするぞ

同梱されておったカタログを見ると、
コイツは1986年発バンダイ製のZZガンダムシリーズのミニプラモと判明
しかもMADE IN JAPAN
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・・・にしても立ち並ぶラインナップが、
ダブルゼータ以外は未だHGUCにも加えてもらえないマイナーなMSばっかり

ホントZZガンダムのMSってウルトラマンレオの怪獣並に商品化に恵まれてないよね~
しつこいくらいのザクやゼットンの再商品化はもうイイってのに

では早速組み立ててみよ~

カプセルに入っておったパーツ内容は以下の通り
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現在のカプセルトイなら同梱のカタログに「このカプセルには***が入っております」等の表記があるところだが・・・

さすがユーザーに優しくない昭和のガチャガチャ
どこにも何の表記も無し


バラけたパーツ見て「己で何の機体か判別すべし!」という突き放したスパルタな態度

次いでユーザーをさらなる混乱に陥れるがごとく
劇中と全く関係無い成型色で造られておるのが昭和のガチャガチャプラモの常

とかくパーツ毎に細かく色分けされ足りない所はシールで保管・・・な現在のガンプラのぬるま湯に浸かり切っておる身には、まるで魁!男塾のごとくの厳しさじゃわい
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さて・・・成型色を見る限り完全にバウだが、ラインナップにバウは無いし・・・
「L字型の翼みたいなパーツからして、これはダブルゼータでありましょうか教官殿ッ!」

「ウムっ!よくわかったな犬一号生

しかァしッ
パーツがあらかじめ切り離されておるからといって、安心するのはまだまだ早いぞ!犬一号生!ゲート跡をよく見てみいッ!」

「わぁ~!なんじゃこりゃ~
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完全にえぐれちゃってるし、こりゃ容易にヤスリくらいじゃ消せませんでありますぅ~


さらにランナー付きのパーツは老眼にはツライ極小サイズ・・・昭和プラモ男塾は厳しいのォ
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組立ては、30年前のプラモでありながら、現在のガンプラと同様の接着剤要らず

さすがバンダイ驚異の技術・・・と絶賛したいトコロなのだが

30年の歳月の間にプラが変質しちゃってるのか?元からなのか?全体的にとにかく超タイト
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ハメコミはもちろん、回転可動するハズの箇所もキツキツのギチギチ

実は左膝の回転軸も可動テスト中に、なんと根元から白化しモゲてしまった
なので、真鍮線で補強修繕しておる・・・トホ

ちなみに構造はモナカパーツの腕脚をさらにボディのモナカで挟む・・・という初期のガンプラそのまま
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・・・で完成したのがコレ
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各パーツは意外にも30年前のカプセルトイとは思えぬシャープさで
全体のバランスもそれほど悪くない
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このシリーズは機種によって完成度がバラバラだったが、
ダブルゼータは確実にアタリの部類に入るだろう

ただし可動に関しては全くのハズレ

構造的に首・肩・腕・脚・膝が可動するハズなのだが

腕の横開きの可動域は極めて広いのに・・・肩から伸びた巨大な翼が背中のサーベルと干渉して肩がほとんど回らないためマヌケなポーズしかとれず・・・

また、膝の可動域も比較的広いのに・・・スカートが無可動のため脚がほとんど動かせないためマヌケなポーズしかとれず・・・

せっかくの子関節の広い可動域が、親関節の狭過ぎる可動域により、ほぼ殺されてる感じ

とにかく可動に関してはこのダブルゼータはシリーズ中最悪なんじゃなかろうか?
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ま~しかし、当時のガンプラは1/144のヤツでもこの程度の可動域だったような気もするがの~

さて、次回は既に組立て済みで発掘されたガチャガチャプラモの数々をドド~ンと御紹介じゃ~い
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実家の押入れで宝物発掘<日東ガメラシリーズ・ギャオス>・・・の巻

さて、今回御紹介するのは前回のゴールドライタンのプラモよりさらに一昔前 俺が小学校低学年頃に購入したプラモ・日東の大映怪獣シリーズのひとつギャオスである。
ちなみに眼と口の塗装も当時のまま・・・01
この日東の大映怪獣シリーズ 昭和40~50年代には何度も再販され、俺が小学生~中学生に至る間 本当に何度も買った記憶がある
手元に残るコレはその中の一体であるが、一体いつ頃購入したものかまでは覚えておらん

当時、日東からはリモコンやゼンマイで歩行するタイプの大小さまざまなガメラシリーズのプラモが発売されておったのだが、小学生の小遣いで気軽に購入するには高価過ぎた
なので¥80~¥100くらいの最も安価なこのミニシリーズを何度も購入する・・・というスパイラルに陥ってしまうわけなのだ02
確か俺が小学1年生の頃、一番最初に買った時には、このシリーズにはフリクション走行するディスプレイ用の岩が付属しておった

普通ならば怪獣そのものが歩くなり車輪で走るなりするはずだろうに・・・

当時の技術ではこのサイズの怪獣キット内部に動力源を内蔵するのは不可能であったのであろう
このシリーズの場合、怪獣が走るのではなく、怪獣が乗った岩が走るのである

なんともシュール

ただし子供心にしてみれば、ガックリ・・・きてしまうところ
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御多分に漏れず、俺も 怪獣そのものが走らないなら・・・と、怪獣と岩を接着することはせず、怪獣は怪獣フュギアとして遊び岩は走行する岩・・・として遊んでおった

ちなみに怪獣にも岩にも ダボ穴やピンは一切存在せず接着無しに走行させることは確実に不可能な造りになっておった

当時発売されておったこのミニキットの大映怪獣ガメラバルゴンギャオスジャイガー全部で4種(だったと思う)

ところで、平成生まれのキッズには フリクションとはなんぞや?かもしれんので簡単に説明しておこう

フリクションとは、チョロQに代表されるプルバックゼンマイが普及する以前に広くプラモや玩具に浸透しておった走行システムの事である

構造は極めて単純で、車輪にギアではずみ車が繋がっており、事前に車輪を回す事によりはずみ車に慣性エネルギーを蓄積しておき、走行させるという原理

要するに事前にグイングインと何度か地面に車輪を擦って勢いをつけておき、手を離すとガーッと自走する・・・ちゅうアクションなんである04

構造が単純ゆえに安価で壊れ難く昭和40年代にはネジで巻くゼンマイ走行と並び玩具やプラモの動力源として広く浸透しておった

さて 話は戻るが、この日東のミニキット、昭和40~50年当時、実に何度も再販されておって、プラモ屋の店頭の常連だったワケなのだが・・・
時を経ると共にディスプレイの岩のフリクション動力装置が省略され、単なるコロ走行の岩に・・・
遂にはその岩さえも付属しなくなり、ただの怪獣フュギアのキットとして、日東怪獣シリーズと銘打ち4箱セットで販売されるようになっておった

当然ラインナップは大映の怪獣のガメラ、バルゴン、ギャオス、ジャイガーの4体だと考えるところだが・・・なぜかジャイガーがメンバーから外されて、日活のガッパが入っておったのだ・・・

4箱セット販売といっても、4つの小箱をビニールでパックして表に日東怪獣シリーズと書かれたシールを貼っただけだったので、プラモ屋の店頭ではビニールが剥がされて、単体売りされておることも多かった

そしてガッパだけはいつも売れ残っておった・・・

それにしても・・・なぜジャイガーがメンバーから外されておったのか?
現在もって謎である・・・
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