宇宙

宇宙大好き!食玩・はやぶさと日本のロケット・・・の巻

先日、確定申告へ行ったついでに魔都・池袋の某量販店で新発売の食玩を幾つか購入したので、3回に渡って順次紹介していくぞい

で、今回取上げますはエフトイズの食玩・はやぶさと日本のロケット
01

ラインナップは探査機2種とロケット2種の全4種
シークレットがあるのか否かは、わからん!
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生来、宇宙とかロケットとか(怪獣とかロボとか)が大好きな俺さま
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以前タカラから発売された海洋堂の食玩・王立科学博物館にも随分と金を注ぎ込んでしまったクチ
コレも是非とも全4種揃えたいところなのであるが・・・

なんとこの食玩、某量販店価格でも税込みで1個¥485もしやがる
さらに、この高額にして、中に何が入ってるかまるでわからないシステムという全く持って貧乏人泣かせのアイテム・・・

予算に限界があるので、とりあえず2個購入で我慢

で、出たのは01はやぶさ202H-ⅡAロケット

うわ~い 探査機とロケットが1個ずつ出たぞい
04

それぞれモデルはブリスターに収納されており
機体についての解説書
(裏は組立て図面)が1枚付いておる
それと小ッさいガムが1個
(あくまで食&玩だからね)
05

食玩にしては値段相応に箱も大きかったが
中のブツも結構デカイ
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はやぶさ2は太陽電池パネルを取り付けると
食玩のレベルを遥かに越える相当な大きさに!

置き場所に大いに困りそうだわい
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太陽電池パネルに銀塗料が1滴垂れておったものの、他は特に彩色の乱れも無く綺麗に彩色されておる
パーツは少ないながらもエッジがシャープでなかなかの出来栄え

何気に再突入カプセルが別パーツ化してあるのもナイス
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ただし、全パーツがカッチカチのプラ製であるため
ちょっとした振動で転倒したりすると、ポッキリ逝く可能性が大


特に太陽電池パネルの接続部付近は要注意
ここだけでもなんで塩ビにしなかった

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台座として同じエフトイズの食玩・スタートレックやスターウォーズのシリーズでも使われておったお馴染みのアレが付属
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ボールジョイントの接続アームで角度を自由に変えてディスプレイする事が出来る
やり過ぎるとすぐユルユルになってしまうが・・・
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続いてH-ⅡAロケットのレヴュー
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発射台のディティールは細かくシャープなのだが・・・
なんだろう・・・肝心要のロケットのこのチープ感・・

なんというか、色がチャチ過ぎ

特にオレンジ色の部分の蛍光色がドきつ過ぎる
(写真ではちと押さえ気味に写ってるが実物は相当ドギツイ)

もっと全体的に彩度を押えた色調にした方が
巨大さ・・・スケール感が出たのではないだろうか
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とにもかくにも、撮影用に組み立ててみよ~

・・・って、なんじゃこりゃ~

ロケットが発射台に、まるっきり固定出来ねえ

発射台にそぉ~と立ててみるが、すぐにステーン!と転がり落ちてしまう
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ロケット本体にも発射台にも固定ピンみたいなものが一切無いんだから
すぐに転がり落ちてしまうのも無理は無い

組み立て説明図によるとアンビリカルというパーツを介してロケットを発射台の上に吊るす状態にして固定する・・・という事らしいのだが・・・
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いやいやいや・・・無理だろう

こんな細ッそいプラ製の紐でロケットを吊るすなんで出来っこないって

ちょっとした振動ですぐにプチンと逝っちまうよ

なんせコレ、カッチカチのプラ製だよ

なんでこのパーツを針金か塩ビで造らなかったのかなぁ

いや、そもそも発射台にピン付けて、ロケットのノズルに刺さるようにすりゃ良かったんじゃねえかな・・・と単純に思うんだけど

なぜ、この部分だけ本格仕様にしちゃったのかしらねぇ

リボの怪獣とか使って
~ロケット発射台に迫る怪獣!危機一髪!~
・・・的な写真を撮ろうかと考えてたんだけど
あまりに柔くて確実にアンビリカルを破損しそうなんで、あえなく中止・・・ガッカリ
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そうそう!H-ⅡAロケットの方には台座の代わりにネームプレートが付属しておったぞい
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オマケ

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特リボと前政権・民主党はどこか似ている・・・

特撮リボルテックは前政権・民主党に似ている・・・

今回の特リボ・機動歩兵の箱を開けた時に、ふと そう思った
01
確か3年前にこの特リボのシリーズ発売が発表された時、海洋堂は
①邦画・洋画の垣根を越え、さらに小説やアートをも含むあらゆるSF作品のフュギア化を実現!

②元のデザインを損なうことなく様々なポージングも可能な手にとって遊べる可動フュギア!また付属の小道具やパッケージ等にもこだわり、プレイバリューの高い大人の為の玩具箱的な商品!

③コレだけ充実して、なんと価格は¥2000台!コレクションしやすいお手頃価格!

④毎月1日に定期的に発売!


・・・・と、まぁこんな感じのマニフェストを謳ってた・・・と記憶してる

売れるのはガンプラと美少女フュギアのみ・・・という業界に風穴を開ける!的な気概に賛同して、俺も特リボの発売記念イベントへ年甲斐も無くノコノコと出かけて、サンプル品をいじったりメンコを貰って盛り上がって
こんな可動フュギアシリーズを待ってたんだ!
今の時代に生きてて良かった~!
なんて熱く語り合ったりしてたのを懐かしく思い出す・・・

それからわずか3年・・・で、このていたらくは一体何?

06新製品と称して、金型使い回しのアイアンマンのバージョン換えばっかし発売したかと思えば、今回の機動歩兵のように10年近く前に発売した製品トンチンカンな所にこれまたトンチンカンな大きさのリボ球を使用し、可動範囲も極端に狭く価格は¥2000台どころか¥3000を遙かに越えているくせに、箱ばかり無駄にでかくてオマケはパトリック・スチュワート似の兵士のみ・・・

マニフェストの中で唯一守っているのは、GW中にも関わらず5月1日に発売しやがった!事くらい・・・実家に帰省する人間にとっては甚だ迷惑な限り!

もの凄く期待してたぶん 半端ないガッカリ度で怒りは一向におさまらないけれど、とりあえず特リボ・機動歩兵の感想を御紹介

既に多くの方々のレビューにもあるけれど、機動歩兵自体かなり小さいです
02その小ささにみんな箱開けてビックリしたみたいだけど、特リボのシリーズが開始された当初に配られたチラシには、大魔神やジャイアントロボと並んで、その半分くらいの大きさしかない機動歩兵が写ってたので、俺は正直それほど驚きませんでした

元々リボルテックシリーズ自体過去に発売された海洋堂のフュギアリボ球を組み込んで新製品として発売する(ちなみに何度かバージョンアップしたリボのゲッター1。腹の横に開いたモノシャフト時代の穴はとうとう最後まで埋められる事は無かったね)・・・てな傾向があったから今度の機動歩兵も以前出したフュギアにリボ球仕込むだけなんだろうな~ってのは薄々予想してた・・・しかしこれほどオマケパーツが少ないとは

本体の小ささなら骸骨剣士T-REXだって、かなり小さかったのだよ
しかし、オマケというか飾り台のジオラマベース凝っていたのでボリュームが有りそれなりの満足感は得られたのだな

・・・それが、今回の機動歩兵はどうよ?

踏み潰された蜘蛛(脚関節に小リボ球組み込みで可動)くらいのジオラマベースが付いてても当然なくらいのお値段じゃないかしら
この不景気な時代に定価¥3500もするんだからさ~
ジオラマベースが付いてないなら3年前のシリーズ開始当初の定価が¥2000台の頃に発売してくれりゃよかったのにィ

しかも本体はビックワンガムみたいな素材だしぃ~
中にパトリックの首があるにもかかわらずバイザーは透明素材じゃない(しかし股間の部分に透明素材が?使う所違うだろ!)
さらに腕の付け根リボ球じゃなくてモノシャフト・・・ここ、かなり抜け易いし折れ易い
しかも2箇所回るらしいが、俺の機体はなぜか1箇所しか回らねえしぃ~
(多分塗料か何かでくっ付いちゃってるんだろうけど、怖くて無理に回せねえよ03
・・・で、俺が最大に納得いかねえのは、手首にど~いう理由なのかリボ球を使ってねえコト
縦型のモノシャフトでつながってるんだけど、コレいじってるうちに絶対もげちゃうよ!っていうくらいの脆さ・・・
さらに付け替え用の手首は2個とも穴が小さ過ぎて、そのままじゃ付け替えは不可能・・・って、ちょっと奥さん!ヒド過ぎじゃありませんこと?04
ヒザや肘に使ってるリボ球大き過ぎ大味過ぎるし・・・その為ポーズもろくにとれない上に、自立も難しい・・・
なんざますか!この雑な造りは

機動歩兵・・・パワードスーツといえば俺と同世代の現在40代前後の人間には、特別な思い入れがある逸品
80年代当時のスタジオぬえアイコン的な存在であったと同時に、モビルスーツをはじめとする現在まで連なるロボ兵器のイメージの源泉ともなった金字塔!
庵野秀明監督がアマチュア時代にダイコンオープニングアニメで活躍させて、非小説派のアニメオタク達にも知れ渡ったSF小説中の超メジャーメカ!
当時から海洋堂やゼネプロ等ガレージキットメーカーがこぞって製品化に取り組み今回の特リボその決定版になるのでは?と大いに期待してたのに・・・

俺は長年、海洋堂びいきだったが・・・特リボ・轟天と並び、コレはちょっと擁護しようがないくらいガッカリな製品だったな~
同梱のパトリック・スチュワート(似の兵士)は、塗装も素晴らしく出来は良好だったが・・・
ただ機動歩兵と並べるとスケール的にパトリック一回り大きいような気もするが・・・
あっ!ひょっとして、このパトリック機動歩兵で、俺が今まで機動歩兵だと思ってたのは、オマケのロボ的な何かだったのかしら?07
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興味出た人は・・・








懐かしSF宇宙映画『月世界征服』・後編

前回の続き・・・
数々の宇宙映画的御約束イベントをこなしつつ、ようやく月に辿り着いたルナ号のクルー達!
果たして彼らを待つ、最大にして最後の宇宙映画的クライマックスイベントとは?


それでは完結編!行ってみよ~

・・・つう事で、エンジンをゴージャスにふかしつつあの銀ピカ巨体のまんまで月面に垂直に着陸したルナ号!

06ううむ・・・確かにカッコイイけれど、アポロ計画を御存知の方なら、月軌道上に司令船を留めておいて、月面には着陸船を降ろした方が推進剤の節約になるんじゃね・・・と思うことだろう
でもなんせ1950年制作の映画だからね~
燃費は悪くても大型でゴージャスなルックスにこだわったアメ車バンバン造ってた頃だもの、推進剤節約の為、用途に合わせて船体を切り分けて、必要無くなった部分は使い捨てる・・・というセコイ発想はこの時代のアメリカには無かったのかもしれないねえ
この行き過ぎたゴージャス主義がとりあえずこの映画のラストの伏線にはなってるんだが・・・

そんなこんなで月面に着陸したルナ号。
そこから見える月面の風景にクルー達は息を呑む
その風景がコレ!04
素晴らしい
実際に人類が実際に月面に到達するのはこれより19年後になるワケだが、まるで観て来たように正確無比ではありませんか
恐るべしボーンステル

俺同様に感動したクルー達は早速船外へ
ちなみにツルツル銀ピカの船体からミュオーンと昇降用のハシゴがせり出してくるギミックは意味無くてもカッコイイ05

さて1969年7月16日に人類が月面に最初の一歩を記した時、船長の二ール・アームストロング

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」
That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.


・・・と言ったそうだが、1950年制作この映画ではなんと言ったか・・・

・・・いや、何にも言ってねえんだよ!コレが!

07それどころか手に持ってたハシゴ落しちゃって、ソレ取りにジャンプで降りた・・・って、オイ!
その後、慌ててハシゴ付けた・・・って、いやもう今更ハシゴいらないだろ?
みんなジャンプして飛び降りゃいいじゃんか

ついでに月面着陸の御約束の星条旗も立てやしねえ

とりえあず地球に「今、月面に立ちました~どうぞ」って連絡しただけ
そんな口頭説明だけでいいのか?

等々ツッコミどころは数多あるものの、とりあえず月面に着いたのだから、これから大冒険が始まる!的なドキワク展開を期待しておったのだが・・・

どうにもこの映画、月面に着いてからの雑さ・ヤル気のなさ加減がやたらと目立つ

劇中彼らが月面でやった事といえば、望遠鏡を覗く事と写真を撮った事くらい・・・
月面での行動は実物大の宇宙船脚周りの狭いスタジオセットのみの撮影となっており、やれる事は限られてくるとは思うが、とにかく退屈・・・
実際のアポロの映像を観ても、結局月面は何にも無い荒野で大した事件も起こらない退屈なモノではあったので現実を的確に予言した・・・と言えばそうなのだが・・・そんなところをリアルに描写されてもねえ・・・

ボーンステルの描いた着陸時に見えた月面の風景が素晴らしかっただけに、そこへ全く探検へ行こうとしないクルー達にはガッカリだし、観ている方はストレスが溜まる一方である

ちなみになぜか1カットのみ飛行士がハシゴを降りるシーンがモデルアニメで挿入されている11
それを見る限り、宇宙船の脚周りや地形望遠鏡等ちゃんとモデルアニメサイズ用に造られておりモデルアニメを使ったシーンはもっと長かったのではないか?と思えなくもない
これらの飛行士モデルを使って月面に生息する珍妙なエイリアン達との戦い・・・は、やり過ぎだとしても、見上げるような高い山や底の見えないクレバスを越える等の手に汗握る月面での冒険譚充分に作れたのではなかろうか?
単に予算と時間の問題かもしれないけれど、折角のモデルアニメを活かさず将もない目方でドン!ゲームで物語のクライマックスを締めくくってしまう辺りが、結局この作品の想像力の限界であり、最大のトホホな部分であると思う
もったいないなぁ・・・

ハイ!それでは物語の最大のトホホなクライマックスの解説行くよ~

冒頭でも書いたが、ゴージャスにエンジンふかし過ぎ気味で、月面に着陸したルナ号
やっぱり着陸時にエンジンふかし過ぎだった
計算してみたら、このまま地球に帰還するには推進剤が足らない事が判明
だから直接降下式なんかにしなきゃよかったんだよ!とツッコミいれたくなるが、もはや後の祭り・・・

ちなみにDVDの字幕では燃料が足らない!と何度も訳されてるが、正確には足らないのは推進剤
映画の初っ端で説明されてる通りルナ号のメイン機関は原子力推進剤は水・・・
原発が水蒸気でタービンを回し発電する原理と同じく、ルナ号はノズルから水蒸気を噴射する事により推力を得ているワケなのだ
この推進剤の水を探索しに月面を大冒険・・・なんてドキワクな展開も充分に考えられたと思うんだが・・・

なぜか物語はそういった冒険映画的な展開には進まずとにかく船内の要らないものは全て月面に捨てて、船体を軽くしよう・・・というセコく現実的な展開に終始する
冒頭の大風呂敷はどこへやら、最大のクライマックス船内セットの解体ショウ・・・って、トホホ過ぎてこんな展開全く想像出来なかったよ~

08使用済みの空気タンクはもとより操縦席のクッションまで引っ剥がす、果ては金ノコを持ち出してハシゴまで切り出す始末・・・
それにしても月探検金ノコなんてよく持って来てたもんだよな~

見よ!この山と積まれた不用品の数々!まるで引越し直後のゴミ捨て場のようではないか!09

さぁ!もう捨てられるモノはないぞ!ちなみに金ノコも捨てたゾ!
どうだ!これだけ船体を軽くしたんだから推進剤は足りるだろう・・・
と、計算し直してみたが・・・なんとあとわずか50kgオーバーという結果に!

こうなったら・・・最後の手段は、4人のクルーの内誰か一人を月面へ置き去りにするしかない・・・

こんな巨大な宇宙船に対し、たかが50kg程度の質量が与える影響は皆無と言っても良いと思うのだが・・・
トム・ゴドウィンの『冷たい方程式』の例を出すまでもなくこの時代のSF作家達はとかく
質量>推進剤=誰かを置き去りに・・・の公式大好きなのだ

御多分に漏れずルナ号の中でも「俺が降りる」「いや!俺だ!」「それなら俺が・・・」「どうぞ!どうぞ!」なダチョウ倶楽部的なコントが展開されるワケなのだが・・・クルーの一人が妙案を思いつき、なんとか4人全員無事に月面を飛び立つ事が出来てメデタシ・・・

ちなみに俺なら、気密室の大きなハシゴを捨てる事を真っ先に思いつくけどね~10
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懐かしSF宇宙映画『月世界征服』・中編

さて、前回の続き!
企業家達から潤沢な資金を得てボーンステルデザインのゴージャス宇宙船ルナ号を建造し、月着陸一番乗りを企む主人公達・・・
だが、そんな彼らに政府から打ち上げ中止命令の知らせが入る・・・


それを事前に察知した主人公達3人は嫌がる助手のスウィニーをクルーに加え、政府の立ち入り検査が入る前に打ち上げを強行!

先日のどこぞのミサイルのような不意打ちの打ち上げであったが、爆発する事無くなんとか成功

・・・ルナ号は無事引力圏を脱出したものの、さらなるハプニングが続く・・・先ずこの時代の宇宙映画の御約束、無重力や宇宙酔い描写
無重力ドリフのコントのごとくカメラを横にしたり逆さにしたりで撮影・・・なんとなく無重力っぽいな~って感じで微笑ましくなってくる
17ここで
注目すべきは宇宙酔いになったスウィニーに酔い止めの薬を飲ませるシーン
酔い止めの薬の錠剤が口元でフワフワ浮くカットをアニメ(当然この時代にCGなぞないからおそらく手描きと思われる)で処理してるのだ
ううむ・・・こういう芸の細かさに造り手の熱意の違いが現れるのだな~

16しかし、これ以上船内の無重力描写が続くと撮影が面倒臭くなるという大人の事情もあり、磁力靴を履いたという設定にして、無重力描写はあえなく終了・・・その後船内での描写は地上と同じになる・・・コレもこの時代の御約束

そんなこんなで一息ついたと思ったら、今度は船外センサーに異常発生
原因はスウィニーが出発前にグリースを塗り過ぎた・・・からと判明
・・・じゃあ落としに行くか・・・と宇宙服に着替えて船外活動へ
というところで・・・
出た!宇宙服
02このレトロ感がたまらんね~
超カッコ良い
これまた昭和の子供に宇宙服描いてみろ!って言ったら必ずこんなのを描いてた・・・と思えるデザイン!
実際しばらくの間SF宇宙映画ではこんな感じの宇宙服のデザインが定番となっていくのだな・・・
その証拠に翌年の51年に制作された『火星超特急』という将もないB級駄作映画では、この宇宙服のデザインが丸パクリされてた

さらにこの船外活動で注目すべき
磁力靴で船体に張り付きながらガチャリガチャリと移動する飛行士の様子がモデルアニメーションで表現されている事
現在観てもハッとするくらい斬新03

ハリボテの上で演技させた役者の映像をロケットのミニチュアの一部分に合成する・・・というこの時代の映画にありがちな特撮を使わず、あえて宇宙飛行士のモデルアニメーションを使ったのは、元々モデルアニメーションを制作してたプロデューサーのジョージ・パルならではの発想でしょう
後年の『宇宙戦争』でもハリーハウゼンの火星人を是非使って欲しかったよね~

その後『2001年宇宙の旅』や『宇宙家族ロビンソン』でも起こったクルーの命綱が切れて宇宙空間に放り出されて、さぁ大変!的なイベントを経た後、一行はようやく月に到着

さぁ!これからどんなドキワクな冒険が待っているのか?
そして空前絶後のトホホなクライマックスは次回にて!

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懐かしSF宇宙映画『月世界征服』・前編

12昭和の日は過ぎたけど子供の日も近いので、先日DVDで久々に観た懐かしSF宇宙映画を今回から3回に渡って御紹介
その名も『月世界征服』

タイトル通りロケットで人類初の月面着陸を行う・・・というお話
ん?人類初の月面着陸~?アポロ11号のドキュメンタリー?と思う方もおるかもしれんが、そうじゃない!
コレは人類がアポロ11号で月面に着陸する19年も前の1950年正に月面着陸が人類にとって夢物語だった頃に制作されたSF映画なのだ
13原作・脚本は『夏への扉』や『宇宙の戦士』でお馴染み米SF界の大御所ロバート・A・ハインライン!
確かジュブナイル『ガリレオ号の冒険』が原作だった・・・と聞いた事があるが『ガリレオ号の冒険』の方を俺は読んだ事が無いので何とも言えない
ちなみに劇中に登場するロケットの名はルナ号
・・・アレ?やっぱり違うのかな?

プロデューサーは『宇宙戦争』や『地球最期の日』等、懐かしSF映画ファンの間では超有名人のジョージ・パル

さらに美術にスペースアートの大御所 チェスリー・ボーンステル
嗚呼!チェスリー・ボーンステルっていうだけで胸が高鳴る人も多いことでありましょう
無論!俺もその一人
彼の描くメカと星々からの眺めのシャープさ、素晴らしさ・・・と言ったら・・・
え?『地球最期の日』のラストのマット画はどうなんだ!って・・・?
イイじゃないの~!・・・アレだって銭湯の壁にピッタリだったじゃない

この『月世界征服』1950年製作にしてはカラーフィルムであった事も幸いして、俺が子供の頃には夏休み・冬休み・春休み・・・はたまた土曜日のお昼に・・・と何度もテレビ放映されておったと記憶してるが、さすがに最近では全くお目にかかれなくなってた
だが、現在ではパブリックドメインのおかげで¥1500程度DVDが購入可
良い時代になったものじゃの~

さてそれでは、俺の感想的ツッコミ入れつつ詳しいストーリーを御紹介

度重なるロケット打ち上げ実験の失敗で、宇宙開発から撤退ムードのアメリカ政府
そんな政府の及び腰に業を煮やした主人公達・航空機メーカー社長のジムカーグレイヴス博士セイヤー将軍の3人は、ならば民間から出資を募って月ロケット打ち上げちゃえ!実業家達から資金を集め月ロケット建造を始める!

その資金集めの方法がスゴイ!

18集めた実業家達に、ユニバことUSJでもお馴染みのキャラ・ウッ*ペッカーに易しく月探検を説明させたPRフィルムを見せ笑いをとった後、このままでは月の所有権は奴ら(共産主義者)に先を越されてしまう!
その前に我々が月面に到達し合衆国の領土である事を宣言すべきなのだ!危機感を煽る

まるでお年寄りを言葉巧みに操る怪しげなマルチ商法の会場みたい・・・

時代は正に東西冷戦の真っ最中!

さらにタカ派で有名なハインラインの脚本!
実際の宇宙開発もまんまこの構図で展開して行ったのだから、時代の空気を感じますねえ・・・

そんなこんなでまんまと企業家から潤沢な資金を得た主人公達砂漠に月着陸用のロケット・ルナ号を建造し始めるのだが
このボーンステルデザインルナ号がメチャクチャカッコイイ
15天にそびえ立つ銀ピカ円錐形にして、船体から飛び出した帰還用の巨大な4枚の翼が優雅にして素晴らしい!(ただウッド*ッカーの説明では先端からパラシュートが出てたようだったが)
01正にこれぞロケット!というデザイン
昭和の子供にロケット描いてみろ!って言ったら必ずこんなデザインを描いてたと思う

さて、順調に進んでいた月ロケット計画だったが、打ち上げ寸前で政府の横槍が入り中止命令が・・・さぁ!どうなる?

・・・・・というところで次回へ続く

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